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記事 / 漫画は今どこが何冊出しているのか

漫画は今どこが何冊出しているのか|99社の実測

最終更新 2026年9月30日/当サイトの集計データにもとづく記事です

書店のコミック棚を眺めていると、いろいろな出版社のマークが並んでいる。実際のところ、どこが何冊出しているのか。

当サイトは毎朝コミックの新刊データを取得している。そこで、2026年8月〜10月に発売される新刊2,553点を出版社別に数えてみた。関わっていた出版社は99社あった。

最初に断っておく。これは売上のランキングではない。 当サイトは発行部数や売上のデータを持っていない。ここにあるのは「何点の新刊を出しているか」という、点数だけの話である。

最多はKADOKAWAの396点

出版社点数構成比レーベル数1レーベルあたり価格の中央値
KADOKAWA39615.5%2317.2点979円
講談社31312.3%1718.4点792円
集英社26510.4%833.1点792円
小学館2449.6%2111.6点770円
スクウェア・エニックス1556.1%1015.5点770円
秋田書店1536.0%1015.3点880円
竹書房963.8%166.0点935円
双葉社803.1%810.0点814円
一迅社672.6%116.1点880円
白泉社652.5%513.0点759円
少年画報社562.2%511.2点858円
芳文社431.7%76.1点979円
日本文芸社291.1%47.3点990円
スターツ出版271.1%55.4点803円
Cygames261.0%126.0点946円
ハーパーコリンズ・ジャパン261.0%261.0点765円
カルチュア・エンタテインメント251.0%125.0点748円

上位4社(KADOKAWA・講談社・集英社・小学館)だけで47.7%。 新刊の半分近くはこの4社から出ている。上の17社まで広げると80.9%になる。残りの82社で19%を分け合っている計算だ。

「漫画の出版社」と聞いて思い浮かぶ数社が、実際に棚の半分を占めている——という体感は、数字でも裏づけられた。

価格は242円も違う

同じ「コミックの単行本」でも、出版社によって値段の水準がはっきり違う。

価格の中央値
カルチュア・エンタテインメント748円
白泉社759円
小学館/スクウェア・エニックス770円
集英社/講談社792円
秋田書店/一迅社880円
KADOKAWA/芳文社979円
日本文芸社990円

最安と最高で242円の差。 1冊あたりで見ると小さく感じるかもしれないが、10巻そろえれば2,420円の違いになる。

判型やページ数、カラーの有無などで価格が変わるため、単純に「高い・安い」とは言えない。ただ、追いかけている作品の出版社によって、同じ10巻でも支払う総額が変わるのは事実である。

いちばん面白かったのは「レーベルの数」

点数よりも差が出たのが、1つの出版社がいくつのレーベルを持っているかだった。

点数レーベル数1レーベルあたり
集英社265833.1点
Cygames26126.0点
講談社3131718.4点
KADOKAWA3962317.2点
竹書房96166.0点
ハーパーコリンズ・ジャパン26261.0点

集英社は8レーベルに265点を集めている。 ジャンプコミックス、マーガレットコミックス——名前を聞けば何の漫画かわかるレーベルに、大量の作品が集約されている。

対してKADOKAWAは23レーベルで396点。点数はいちばん多いが、レーベルごとに分かれている。

極端なのがハーパーコリンズ・ジャパンで、26点に対してレーベルも26。1レーベル1作品という計算になる。

これは優劣の話ではなく、作品の見せ方の違いだと考えられる。レーベルに読者を付ける戦略と、作品ごとに独立させる戦略。棚の並び方が違って見えるのは、こういう構造の差から来ている。

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