検証のやり方
たとえば全10巻の作品があったとする。
- 1〜4巻のデータだけを使って、5巻の発売日を予想する
- 実際の5巻の発売日と比べて、何日ズレたかを記録する
- 次は1〜5巻で6巻を予想する。これを最後まで繰り返す
予想する時点では、その巻の発売日を一切見ていない。 当時のサイトが出したはずの予想を再現して、答え合わせをしている。
対象は913シリーズ・7,820件の予想。新装版・愛蔵版は除き、復刻版が混ざったシリーズも除いてある。
結論:ズレの中央値は17日
| 実測値 | |
|---|---|
| ズレの中央値 | 17日 |
| 平均のズレ | 35日 |
| 予想がぴったり当たった | 7.6% |
| 精度 | 割合 |
|---|---|
| ±7日以内 | 35.1% |
| ±14日以内 | 43.1% |
| ±30日以内 | 67.1% |
| ±60日以内 | 85.5% |
| ±90日以内 | 92.1% |
3件に2件は1か月以内に収まる。 一方で、3件に1件は1か月以上ズレる。ここは正直に書いておく。「◯月頃」という表記にしているのはこのためで、日付を言い切れるほどの精度は無い。
早いほうにも遅いほうにも偏っていない
| 件数 | 割合 | |
|---|---|---|
| 実際のほうが遅かった | 3,987 | 51.0% |
| 実際のほうが早かった | 3,238 | 41.4% |
| ぴったり | 595 | 7.6% |
符号を付けたままのズレの中央値は+1日。つまり予想が系統的に早すぎたり遅すぎたりはしていない。ズレは両側にばらけている。
これは大事な性質で、もし「いつも予想より遅れる」なら予想値そのものを補正すべきだが、そうはなっていない。ズレの原因は偏りではなくばらつきである。
確度ラベルは、ちゃんと機能していた
当サイトは予想に「確度:高/中/低」を付けている。刊行間隔のばらつきが小さいほど高くしている。このラベルが実際に意味を持つのかも検証した。
| 確度 | 検証件数 | ズレの中央値 | ±14日以内 | ±30日以内 |
|---|---|---|---|---|
| 高 | 4,321件 | 11日 | 55.8% | 79.3% |
| 中 | 2,369件 | 28日 | 31.5% | 58.9% |
| 低 | 1,130件 | 46日 | 19.3% | 37.6% |
確度「高」なら、ズレの中央値は11日。5件に4件が1か月以内に収まる。
逆に確度「低」は中央値46日で、1か月以内に収まるのは3件に1台。ここまで差が出るなら、ラベルを見る価値がある。
作品ページで「確度 高」と出ていたら、その日付はかなり信用してよい。「確度 低」なら、目安として眺める程度にしてほしい。
何が予想を外させるのか
外れる原因はデータの中にある。当サイトが見ているのは過去の刊行間隔だけで、次の3つは一切見えていない。
- 休載(作者の体調、取材、その他の事情)
- 雑誌の移籍・刊行ペースの変更
- 合併号・特装版の同時発売などの不規則な刊行
これらが起きた作品では、過去のリズムがそのまま続く前提が崩れる。確度「低」の作品は、そもそも過去のリズム自体が安定していないので、外れやすいのは道理である。
当サイトは休載の有無を確認していない。 発売日のデータだけを見て、そこから機械的に計算している。それ以上のことは分からないし、分かるふりもしない。
この検証の条件
- 当サイトのデータベース(楽天ブックス書籍検索API由来)で刊行履歴を追跡できるシリーズが対象
- 5巻以上発売済みで、巻数が題名から特定できるもの
- 新装版・愛蔵版・完全版・文庫版は除外
- 同じ巻数が1年以上離れて2回現れるシリーズは除外(復刻版の混入を防ぐため)
- 予想は直近4回の刊行間隔の中央値を最新刊に足したもの。実際のサイトと同じ計算
- 4巻目までのデータが揃った時点から、1巻ずつ答え合わせを繰り返した
- 検証日: 2026年8月29日/913シリーズ・7,820件
もっと数字で見る
- 漫画の新刊は何ヶ月ごとに出る?1,260作の実測 — 刊行間隔の中央値は182日
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- 刊行ペースがいちばん速い漫画ランキング
- 新刊の間隔がいちばん空いた漫画 — 予想が外れやすい側の作品
追いかけている作品があるなら、マイ本棚に入れておくと、予想は毎朝の更新で作り直される。新しい巻が出るたびに間隔のデータが増えるので、予想は使うほど当たるようになる。